浅羽学園 学園経営構想
令和6年度 浅羽学園経営構想
1 市の目指す子供像「夢を抱き、たくましく次の一歩を踏み出す15歳」
- 15歳の姿を幼小中が共有して、一貫した指導を行うことで、健やかに育成する。
2 学園教育目標「こころざしをもち、共によりよく生き抜くたくましい子」の育成
- [こころざしをもち(自立力)]+[共によりよく(社会力)]→[生き抜くたくましい子]
3 取組の重点
(0)15歳の姿について
- 全体的には、生徒は素直で落ち着いた学校生活を送ることができる。反面、主体的に考え行動したり自己を表現したりすることに苦手な傾向が見られる。
→主体的に考え判断し、学習や諸活動に粘り強く取り組む生徒にしたい。 - 学習に対して困り感があったり、人間関係に悩みをもったりする生徒も多い。
→自分に自信をもち、自他を大切に協働できる生徒にしたい。
◎ たくましく、しなやかに生き抜くためのレジリエンスを身に付けた生徒にしたい。
(1)「学園教育目標=学校教育目標」とし、校区の小中学校で教育目標を揃える。
- 15歳の姿を学園で共有し、系統的かつ効果的に子供の力を育成する。
- 各校の特色を活かすために、各校で重点目標を設定して学校運営を推進する。
- これまでの実践から得た具体的事例を学園全体で共有し、「任せて認める」指導を進める。
(2)浅羽学園の6つの目指す姿から、次の2点を焦点化して取り組む。
- 「自ら求めて学び続ける子」…こころざしをもち、主体的に取り組む姿
- 「お互いの幸せを願う子」…他者を認め、共によりよく協働する姿
(3)プロセスを重視する「任せて認める」指導により、インクルーシブ教育システムの構築・充実を図り、全ての子供が安心して過ごせる環境を構築する。
- 「居場所づくり」「絆づくり」により自己有用感と規範意識の醸成を図る。
◎ 困り感のある子供への支援を充実させる。そのために、園、校間の情報共有により支援の方策を探ったり、小中学校ではQ-Uを積極的に活用したりして、親和性の高い集団をつくる。
- ポジティブな行動支援により「わかる」「できる」「楽しい」を実感する授業や活動の充実を図る。
(4)幼保こと小、小と中との理解と連携強化を推進する。
- 園、校の活動や学びを参観し合うことで、一貫教育の理解と一体感を高める。
- 架け橋期のカリキュラムについては、園・校での実践を通して改善を図る。
- 研修会等における学年会を機能させ、横の連携を推進し、園児・児童の交流活動を実施する。
- 他者に必要とされる喜びの体験を積むため、交流活動やボランティア活動を推奨する。
(5)家庭・地域への積極的な情報発信
- 各園、校の取組を積極的に家庭に伝え、保護者と一緒に子供の成長(主体性・規範意識・思考力)を支援する。
※各園、校でPDCAサイクルにより「魅力ある学園・学校づくり」を推進する。